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宗像 健三*; 河村 弘; 内田 宗範*
JAERI-Conf 2004-006, p.210 - 215, 2004/03
核融合ブランケット用中性子増倍材料として検討されているBeTiについて、安全性に影響を与える水蒸気反応性について評価した。BeTiディスクは白金製メッシュで石英反応管内に保持された。水蒸気濃度を調整したArガスを流しながら1000Cまで加熱を行い、生成する水素,酸素及び水蒸気の濃度を質量分析計で測定した。水蒸気との反応は500Cで開始され、1000Cで終了した。ベリリウム金属の水蒸気反応で観察されるブレークアウェイ現象は起こらず、水素の生成量も極めて小さかった。BeTiは水蒸気との反応が小さく、安全性の観点からメリットがあると言える。
佐藤 芳幸*; 内田 宗範*; 河村 弘
JAERI-Conf 2004-006, p.203 - 209, 2004/03
BeTiの高温での酸化挙動を明らかにするため、空気中において、800C, 1000Cにおける24時間までの酸化実験を行った。熱間等方加圧法(HIP)製8mm200mmディスクを流量40cm/minの空気中で酸化させ熱天秤により酸化増量を測定し、生成した酸化膜の構造解析をX線回折,走査型電子顕微鏡(SEM)等で行った。その結果、BeTiの酸化増量はBe及びTiに比べて小さくブレークアウェイを起こさなかった。Ni基超合金をしのぐ耐酸化特性を示した。また、表面にはBeOだけからなる密な酸化皮膜生成しており、これが良好な耐酸化特性を示す理由と考えられた。Ti添加の及ぼすBeO皮膜安定化のメカニズムに着いて考察した。